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糖鎖の生理学的な作用などについて

糖鎖は、単純にはデンプンとかセルロースのようなものを思い浮かべる人が多いでしょう

これは別に間違ったことではなく、多数の糖が鎖のように繋がった化合物で重要なものの代表例がデンプンやセルロースであることは事実です。

そして、糖と言えばこのように栄養源となるか、それとも食物繊維になるかしかないように思っている人が多くいます。

つまり、デンプンとかグリコーゲンのようなものは栄養源として重要である一方、セルロースなどは食物繊維になっているということで、これ以外の何か生理学的な作用とか意味合いなどについては全く想像もつかないという人がほとんどかもしれません。

これはある意味でやむを得ないというか、それだけ研究が十分に進んでいないからということもできますので、別に一般の人の知識不足ということではありません。

生体内で同じように多数の分子が結合して鎖のようになっているものには他に核酸とタンパク質がありますが、これは、何がどのように結合しているかとか、自分の思い通りに分子をつなぎ合わせてその性質とか役割を研究するようなことがかなり分かってきています。

ところが糖に関しては全くそうではありません。

研究者の思い通りに、例えば10個の糖を鎖のようにつなぎ合わせることでさえ、現在の技術を用いても容易なことではなく、そのために研究もなかなか進んでいない実情があるからです。

それでも、免疫とか細胞間の情報伝達などに大きな役割を果たしていることが分かりつつあります。